2021.05.27 スタッフブログ

消耗品の種類・交換時期のご紹介

検査装置には沢山の部品を使っています。その中でも経年劣化(消耗)してしまう部品がいくつかございます。その代表的な消耗品につきまして、種類・交換時期をご紹介します。

 

┃フィルター
交換推奨時期:1年
※現場環境により、もっと短い周期で交換いただいたほうがいい場合もあります。

フィルターは検査装置の冷却を行うため各機器の吸気部分(信号処理盤、受光器、電源BOX)などで使用しています。フィルターが目詰まりすると、中の熱が外に排出されなくなり、故障原因になります。定期的な清掃、交換を推奨しております。

工場環境により交換時期は異なりますが、フィルターは1年ごとの交換をおすすめしています。

 

┃HDD
交換推奨時期:4年

HDDは検査装置で使用する各種データを保存しています。
・過去検査データ
・検査するための品種ごと情報
・検査装置が正常稼働するための各種設定データ

HDDが故障した場合、検査装置が正常に動作しなくなることはもちろんのこと、保存していた貴重な生産実績データが消失する場合があります。

工場環境により交換時期は異なりますが、HDDは4年ごとの交換をおすすめしています。

 

┃ファン
交換推奨時期:1年

検査装置 制御盤内に設置しており、空気を循環・排出して各パーツが正常に動作するよう冷却を行います。ファンが停止してしまうと、各パーツが過度に高温となり異常動作を起こす場合があります。また寿命が短くなったり、最悪の場合部品の故障原因となります。

工場環境により交換時期は異なりますが、ファンは1年ごとの交換をおすすめしています。

 

┃レギュレータ
交換推奨時期:3年

ご供給いただいた一次電源から、検査装置内の各パーツで必要となる直流電源を作っています。レギュレーターが故障してしまうと、電源供給ができず検査装置が正常に動作しなくなります。

工場環境により交換時期は異なりますが、レギュレーターは3年ごとの交換をおすすめしています。

 

 

弊社では導入いただいた検査装置を安心・安全にお使いいただくため、検査装置の定期的な点検を推奨しております。
定期点検に合わせ事前に消耗品を御発注いただきますと、点検作業に合わせて交換することも可能です。またご希望のお客様には作業完了後、交換時期が近い消耗品のご提案もしております。

部品だけお求めいただき、弊社技術員のオペレーションに沿って御客様にて交換いただくこともできますので、お気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。

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